冬がやってきました。
最近、コロナで公共交通機関を使いたくないこともあり、何かと歩いています。ニューバランスのランニングシューズを買ったら、1万歩以上歩いても全然足が疲労しません。靴の科学すごい。今日は119丁目から72丁目まで歩きました。
いつも通過するセントラルパークには、常に物凄い数のランナーがいます。意外によく見かけるのが、ベビーカーを押しながらランニングしてる人。女性も男性も。こういう方も快適に走れるように、綺麗に舗装された、歩行者/ランナー・自転車・自動車にレーンが分かれた道がぐるっとセントラルパークを一周しているのです。私もベビーカーに乗ってランナーに押されたいな〜。笑
さて、最近ハマっている瞑想アプリ。
メディトピアという瞑想アプリに激ハマりして、一日に複数回瞑想してます。笑
ストレス軽減・集中力アップの謳い文句にまんまとつられて導入したわけなのですが、集中力は元から皆無なので半ば諦め気味ですが、頭の中は予想以上にスッキリするし、体もリラックスできるので気に入ってます。
(赤ちゃんのようにスヤスヤ眠るのはいまいち達成できてません。笑)
私は英語版を使っているのですが、アプリを開くと、今の気分を聞いてくれます。「不安」「疲れた」「やる気が出ない」「情けない」「寂しい」「気が散る」「イラついている」「人間関係に悩んでいる」などから選べます。どれか選ぶと、その気分に合った瞑想プログラムを表示してくれます。10〜12分のものが多いです。好きなBGMを選んで、音声ガイドに沿って瞑想します。深呼吸したり、ざわついた思考を鎮めたり。ウッカリ他のことを考え始めても、「もし気が散って他のことを考えてしまっても、それはとても普通のことですよ」なんて言って励ましてくれます(笑)3分などの短いコースもあるので、ちょっとした隙間時間にやるのもスッキリしていい感じです。
瞑想が目指しているいわゆるマインドフルネスというのは、過去や未来と現在を切り離して、「今ここ」に集中することらしいです。過去や未来というのは、今どうすることもできないのに、後悔とか不安などのストレスの温床(?)ですからねー。
音楽高校の時に、同級生が「人間が不安を感じるのは未来を予測するからだよ」と言っていた意味がやっと分かりました。ヴァイオリン科の彼女、なんという哲学者…。
でも、その「今ここ」に対する集中って、音楽を演奏する時に必要な集中と全く同じなんですよね。演奏中に、一小節前のミスを後悔しても無駄だし、これからやってくる嫌なパッセージのことを考えるのも不毛です。
瞑想も音楽も全く同じで、集中するということは、「良し悪しの判断抜きに、今起きていることを、優しい好奇心をもってただ観察する」こと。人間っていつも判断したくてたまらない生き物ですから、そこから脱するトレーニングということもあるのでしょう。脳科学においても、瞑想の効果は証明されているらしいです。(そして、これを逆方向に行くと、過剰な判断=過剰な自己批判がストレスを生み、鬱に繋がったりするわけですね…)
『インナーゲーム』というスポーツ心理学(というか学習心理学?)の名著がありますが、改めて読んでみると、まさにこういった「判断抜きの観察」が、何かの学びにおいて最も効果的であるとありました。こちらもおすすめです。